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2024年 11月 15日 金曜日

金融犯罪監視団体FATF、ウクライナ戦争でロシアの加盟を一時停止

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ウクライナ戦争

世界的な金融犯罪監視団体である金融活動作業部会(FATF)は、モスクワのウクライナでの戦争が同団体の原則に反するとして、金曜日にロシアの加盟を停止しました。

FATFは、マネーロンダリングとテロ資金調達に対処するために設立された政府間組織で、世界的な基準を設定し、各国がそれを遵守しているかどうかをチェックします。

FATFのラジャ・クマール会長は記者会見で、「FATFの加盟国が停止処分を受けるのは今回が初めて」と述べた。”ロシアは事実上、この組織から見放された”

ロシアをこの組織から排除するよう繰り返し要求してきたウクライナは、ロシアを停止する決定を歓迎したが、さらに踏み込んでロシアをブラックリストに載せるよう、FATF加盟国と働きかけを続けると付け加えた。

ウクライナのSerhiy Marchenko財務相は、「十分ではないが、正しい方向への重要な一歩だ」と述べた。

ロシアは現在、停止処分を受けているが、依然としてメンバーである。金曜日の決定による主な影響は、ロシアがすべての会議への出席と文書へのアクセスを禁じられることであるとFATFは述べている。

“ロシア連邦は、FATF基準を実施する義務について、引き続き説明責任を負う。ロシア連邦はその金融義務を引き続き果たさなければならない」とFATFは述べている。

パリに拠点を置く同団体は声明で、「ロシア連邦の行動は、世界の金融システムのセキュリティ、安全性、完全性を促進することを目的とするFATFの基本原則に反するものであり、容認できない」と述べています。

これとは別に、FATFは金曜日、マネーロンダリングとテロ資金供与を防止するための基準を実施するために特別な監視下にある国の「グレーリスト」にSAとナイジェリアを加え、モロッコをグレーリストから除外しました。

FATFには、米国、インド、中国、サウジアラビアのほか、英国、ドイツ、フランスなどの欧州諸国やEUなど39カ国が加盟しています。ウクライナは加盟していない。

ロイター

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