テクノロジー
ファーウェイは来年、通信事業者が5.5Gネットワークを運用するために必要なすべてを提供すると主張している。たとえ5.5Gが少し謎めいていたとしてもだ。
5Gが誇張されすぎていると思うなら、5.5Gに出会うまで待ってほしい。
ファーウェイ 発表 木曜日に上海で開催されたモバイル・ワールド・コングレスで、同社は将来の製品を発表した。
中国企業のICT製品&ソリューション担当ディレクター兼プレジデントのヤン・チャオビンは、ファーウェイの発表が「ICT業界にとって5.5G時代の幕開けとなる」ことを意図していると宣言した。
しかし レジスタ は以前 報告されている5.5Gは争われるラベルである。
5Gやその他の標準規格の開発を監督する3GPPは、5.5Gを正式に宣言していない。しかし、3GPPは5Gを進化させ続けており、現在リリース18(5G-Advanced)に取り組んでいる。キャリアが800MHzの周波数帯を使用できれば、10Gビット/秒の接続を提供できるようになるなど、いくつかの重要な変更が含まれている。リリース18では、ミリ波周波数も必要となる。
ファーウェイはリリース18を5.5Gと呼んでいるようだが、その理由は明確ではない。
ファーウェイは “AIネイティブ技術を5.5Gコアネットワークに適用し、ネットワークの能力と可用性を継続的に強化することに取り組んできた “と主張している。
そうすることで、”AIの能力をネットワークの末端まで届けることができるようになる “らしい。なるほど。ただ「AI」と言い続ければ、人々はそれを気に入るだろう。
ネットワーク機器ベンダーが、標準が確定する前に製品をリリースすることは珍しいことではない。Ciscoのような標準化団体への大きな参加者であるキットメーカーは、長年にわたってそれを美徳としてきた。標準化前のキットは、通常、過度のリスクを意味しない。
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しかし、ファーウェイは多くの政府から巨大なリスクとして認識されており、5Gと4Gキットの切断と破棄を望んでいる。
ファーウェイは、5.5Gがどのような速度を実現しようとも、あるいは通信事業者にどのような仕掛けを提供しようとも、世界中の多くの購入者が自社の5.5Gキットを検討するのに1分も無駄にしないことを知っているに違いない。
しかし、中国の技術革新の象徴としてなら、国内では非常に有利に働くかもしれない。また、中国が貿易相手国として求めている発展途上国でも、ファーウェイやZTEの驚くほど低価格の通信キットは、しばしば中東の国家建設支援パッケージの一部となっているため、うまくいくかもしれない。
ファーウェイの発表では、5.5Gのクライアント・デバイス・エコシステムについての言及は一切ない。それがなければ、2024年は5.5G時代の非常に静かで退屈なスタートとなるだろう。®