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2024年 11月 18日 月曜日

本日の株式市場:欧州株は下落、アジア株は上昇 ウォール街の強気相場への回帰後

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ニューヨーク — 金曜日に株価は上昇し、ウォール街の元気のない1週間を締めくくった。

S&P500種株価指数は、4.93(0.1%)上昇の4,298.86となり、4週連続の上昇となった。ダウ平均は43.17ドル(0.1%)高の33,876.78ドル、ナスダック総合は20.62ドル(0.2%)高の13,259.14ドルだった。

テスラは、ゼネラル・モーターズの電気自動車が来年初めから同社の広範な充電ネットワークの大部分を利用できるようになると発表した後、市場の先頭に立って4.1%上昇した。GMは1.1%上昇した。

エネルギー株は、原油価格と共に下落した。エクソン・モービルは0.7%下落し、市場の重石となった。スキーリゾートを運営するベイル・リゾーツは、アナリストの予想を下回る直近四半期の決算を発表し、7.1%下落した。

今週は比較的静かなマーケットであったが、ベンチマークであるS&P500指数は、木曜日に10月の安値を20%上回り、新たな強気相場入りした。来週は、米国政府が消費者レベルおよび卸売レベルのインフレ率に関する最新の月次報告を発表する。また、米連邦準備制度理事会(FRB)も金利に関する最新の動きを発表する。

これまでのところ、FRBがインフレ率低下を期待して1年以上も猛烈なペースで金利を引き上げてきたにもかかわらず、景気後退は回避できている。2007年以来の高金利のおかげで、インフレ率はいくらか下がったが、それでもまだ誰もが快適と感じる水準を超えている。

つまり、ウォール街の大きな関心事は、高金利によって景気が後退に追い込まれる前に、FRBが金利を緩和するのに十分なほどインフレ率が急速に低下するかどうかということだ。先週の雇用統計が予想を上回ったことで、景気は後退することなく問題を乗り切れるとの期待が高まったが、他の多くの分野ではすでに亀裂が入り始めている。

高金利は、3月以来3つの注目度の高い米国銀行破綻を引き起こしただけでなく、製造業を数ヶ月にわたって縮小に追い込んでいる。銀行業界の混乱は、銀行が顧客の融資を厳しくする原因にもなっており、経済にさらなるストレスを与えている。

PNCアセット・マネジメント・グループのチーフ・インベストメント・オフィサー、アマンダ・アガティ氏は、「この不況がいつねぐらになるかは正確には言えないが、来るような気がする」と語った。「そして、市場はそのための価格設定をしていない。大袈裟に『運命の日』が来るとは言いたくないが、目覚ましコールはあるだろう」。

彼女は、2007-08年の金融危機や2020年のCOVIDパンデミックのような深い痛みを伴う景気後退ではなく、緩やかな景気後退を予想している。しかし、彼女は、景気後退がいかに高いかを懸念している。 株式市場 は上昇し、特にほんの一握りの銘柄に牽引されている。

「FRBは利下げに踏み切り、2024年に向けて力をつけていくだろう:FRBは利下げに踏み切り、2024年に向けて勢いを増すだろう。「とアガティは言った。

アガティ氏は、インフレがあまりにも頑固に高止まりしているため、金利はウォール街の予想よりも上昇し、投資家の予想よりも長く高止まりする可能性があると言う。

トレーダーの間では、FRBが来週の会合で金利を据え置くというのが大方の予想だ。そうなれば、FRBが1年以上利上げを見送った初めての会合となる。その後、FRBは7月にもう1回利上げを行い、その後利上げを見送るか、あるいは年内に利下げを実施するのではないかというのが、一般的な見方だ。

ウォール街の別の場所では、アドビが3.4%上昇し、企業向けの新しい人工知能サービスの発表を受けて、前日からの5%の上昇に上乗せした。チップメーカーのエヌビディアが今年に入って165%急騰するなど、一部の銘柄を急騰させているAIをめぐる熱狂に加わった。

賛成派はAIが経済を作り変える次の革命になると言うが、批判派はAIが次のバブルを膨らませていると言う。

債券市場では、10年物国債利回りが木曜日深夜の3.72%から3.74%に上昇した。この利回りは、住宅ローンやその他の重要なローンの金利設定に役立っている。

年物国債利回りは、FRBへの期待により大きく動くが、4.52%から4.62%に上昇した。

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APビジネスライターの影山友里が寄稿した。

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