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2024年 11月 15日 金曜日

今日の株式市場ウォール街、利益とインフレに関する明るい報道を受けて上昇を再開

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ニューヨーク — ウォール・ストリートは金曜日、より勇気づけられる利益報告と、インフレが経済への締め付けを緩めつつあるという最新のシグナルを受けて、再び上昇軌道に乗った。

S&P500種株価指数は1%上昇し、15ヶ月以上ぶりの高値をつけた。ダウ工業株30種平均は176ポイント(0.5%)上昇。ナスダック総合株価指数は、ハイテク株が市場を牽引し、1.9%上昇した。

高インフレが冷え込み、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを中止するとの期待から、株価はこのところ上昇している。その結果、経済が成長を続け、長い間予測されていた景気後退を回避できる可能性がある。S&P500種指数は3週連続、過去11年間で9回目の上昇となった。

金曜日に発表された報告書によれば、FRBが好んで使用するインフレ指標は先月、予想よりも若干鈍化したとのことで、こうした期待を後押しした。おそらく同じくらい重要なのは、春に労働者の総報酬が予想よりも上昇しなかったことだ。大幅な昇給を求める労働者にとっては不本意な結果だが、投資家にとってはインフレ上昇圧力が弱まったと考えられる。

トレーダーの間では、インフレ率の鈍化は、水曜日に行われる連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが、このサイクルの最終回になることを意味するとの見方が強い。フェデラルファンド金利は5.25%から5.50%の水準に急上昇し、昨年初めの実質ゼロから上昇した。高金利は、経済全体を減速させ、株式やその他の投資商品の価格に打撃を与えることで、インフレ率を低下させる。

しかし、批評家たちは次のように言う。 株式市場FRBによる利上げの効果は、まだ十分に浸透していない。FRBによる利上げの影響は、まだ完全に浸透していない。この春に発生した3件の米銀破綻が信用を揺るがしたように、経済の他の部分はまだ圧力でひび割れる可能性がある。さらに、インフレ率は依然としてFRBの目標水準を上回っており、中央銀行はインフレ率を目標水準まで下げるために、しばらくの間景気にブレーキをかけ続けなければならないかもしれない。

「バンク・オブ・アメリカのエコノミストたちは、BofAグローバル・リサーチのレポートの中で、「中央銀行のインフレ率2%へのコミットメントを過小評価してはいけない。

それでも、利上げ打ち止めへの期待から、テクノロジー株をはじめ、利上げ緩和から大きな恩恵を受けると見られる銘柄が上昇し、金曜日の市場をリードした。

マイクロソフト、アップル、アマゾンはそれぞれ少なくとも1.4%上昇し、S&P500種株価指数を押し上げる3大勢力となった。

企業もまた、アナリストの予想を上回る好業績を続けている。ファクトセットによると、決算シーズンのほぼ半分が終わり、例年よりも多くの企業が利益予想を上回っている。

インテルは、アナリストが損失を予想していた最新四半期に黒字を計上し、6.6%上昇した。

食品大手のモンデリーズ・インターナショナルは、春の決算が予想を上回り、3.7%上昇。オレオ」や「リッツ」を展開する同社は、通期の業績予想も上方修正した。

下落したのはエクソンモービル。1.2%下落し、S&P500の中で最も重いウエイトを占めた。収益は予想を上回ったものの、春季の利益は予想を下回った。

S&P500種指数は44.82ポイント上昇し、4,582.23となった。ダウは176.57ドル高の35,459.29ドル、ナスダックは265.55ドル高の14,316.66ドルだった。

海外の株式市場では、日本銀行が長期金利の上昇を可能にする動きを見せた後、日本の日経平均は0.4%下落した。中国では株価が上昇し、欧州全体では小幅な上昇となった。

債券市場では、10年物国債の利回りが木曜日深夜の4.00%から3.95%に低下した。10年債利回りは、住宅ローンやその他の重要なローンの金利設定に役立っている。

年物国債は、連邦準備制度理事会(FRB)の動向への期待でより大きく動くが、4.92%から4.87%に下落した。

7月の米消費者マインドは、2021年10月以降で最も高い数値となったものの、予想ほど高くはなかったとの調査結果を受け、利回りは低下した。

ミシガン大学の報告書によると、インフレ期待は7月に上昇に転じたものの、昨年を大きく下回っている。FRBは、高インフレへの期待だけがインフレを悪化させるという悪循環を恐れているため、このような期待を固定しておきたいのだ。

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APビジネス・ライターのElaine Kurtenbachが寄稿。

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