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© Reuters.2023年9月25日、ベルギー・ブリュッセルの欧州議会経済金融委員会に出席したラガルド欧州中央銀行総裁。REUTERS/Yves Herman/ファイル・フォト
パリ発 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は25日(日)、インタビューに応じ、ECBがインフレ率を2%に戻すという目標を達成すると確信しており、欧州のガス備蓄状況にも比較的自信を持っていると述べた。
先月、ECBは主要金利を過去最高の4%に引き上げた。
「ECBの主要金利は、十分に長い期間維持されれば、インフレ率の目標へのタイムリーな回帰に大きく貢献する水準に達した」と、ラガルドは日曜日の仏紙ラ・トリビューヌ・ディマンシュに掲載されたインタビューで語った。ECBのウェブサイトは、このインタビューが10月2日に行われたことを明らかにしている。
ラガルドは、インフレ率が「現在著しく低下している」という事実が、短期的な経済見通しについて悲観的でないいくつかの理由のひとつであると付け加えた。
ラガルドはまた、欧州で進行中の経済改革や、欧州のガス備蓄状況が以前より良くなっていることも、その理由のひとつであると付け加えた。
「構造改革が実施されています。そして、ちょうど1年前、2023年9月までにガス埋蔵量の90%以上を補充することに成功するとは、誰が想像したでしょうか」とラガルドは語った。
「これによって、私たちは、落ち着いてとは言わないまでも、少なくとももっと自信を持って、来るべき冬を迎えることができるのです」とラガルドは付け加えた。