有料記事

土居新平

 週明け16日の東京株式市場日経平均株価は一時、600円超下落した。中東情勢が緊迫化していることに加え、前週末の米ニューヨーク株式市場でハイテク株が下落した流れで、投資家がリスクを避ける動きを見せている。

 午前の終値は、前週末より529円21銭(1・64%)安い3万1786円78銭だった。東京エレクトロンアドバンテストといった半導体関連株が値を下げたほか、原油先物価格の上昇を受けて空運関連株なども下落している。

 イスラエルと、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの軍事衝突では、イスラエルがガザに地上侵攻する準備を進めている。事態の深刻化を受け、債券市場ではより安全な資産とされる国債が買われ、金利が低下した。16日の東京債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時、前週末より0・01%幅低い(債券価格は上昇)0・75%をつけた。

 大手証券会社のアナリストは…

この記事は有料記事です。残り86文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら