バンコク — ウォール街がまちまちの動きで引けた後、アジア市場では株価がほとんど下落した。
香港と東京のベンチマークは1%以上下落し、韓国のコスピは前日からの大きな上昇の3%を失った。
の火種は 株式市場株式市場の双方向の動きは、債券市場の動きである。米国債10年物は4.64%まで上昇した。
債券利回りの高騰は、株式やその他の投資商品の価格に打撃を与え、同時に経済を減速させ、金融システムへの圧力を高める。
月曜日遅く、オフィス・シェアリング会社のWeWorkが破産保護を求めることを確認した。同社のリストラ計画をめぐる憶測が飛び交う中、月曜日の同社株の取引は停止された。
一時はウォール街の寵児となり、世界中の人々の働き方を一変させることを約束した同社にとって、これは驚くべき落ち込みだ。同社の株は2年前には400ドル以上したが、今では1ドル以下で買える。
東京の日経平均は1.1%高の32,343.05、香港のハンセンは1.5%安の17,697.16。上海総合指数は0.4%安の3,047.60。
オーストラリアのS&P/ASX200は、中央銀行が主要金利を0.25%ポイント引き上げ、4.35%とした後、0.1%下落し6,988.30となった。
オーストラリア準備銀行は、引き締めサイクルの終わりに近いものの、金利を引き上げることでインフレ率を目標の2%~3%に戻そうとしている。RBAは、4会合連続でキャッシュレートを4.1%に据え置いたが、先週の四半期インフレデータが予想を上回った。
ソウルでは、コスピは3%下落の2,427.82。4月の立法院選挙を控え、国民の支持を高めようとする政府が、規制当局が「グローバル投資銀行による大規模な違法な裸の空売り」やその他の違法行為から小口投資家を守るため、空売りの禁止を6月末まで復活させたため、月曜日には5.7%上昇した。
アジアの他の地域では、台湾の株価は小幅に上昇したが、バンコクとムンバイでは下落した。
月曜日、米国株は小動きとなり、S&P500種株価指数は0.2%高の4,365.98となった。ダウ工業株30種平均は0.1%高、ナスダック総合株価指数は0.3%高の13,518.78となった。
今週は、金融市場を揺るがすような大きなイベントは比較的少なそうだ。S&P500種構成企業のうち、夏場の売上高を発表するのは約50社で、前週の約150社から減少している。
今週の金融市場を最も揺るがす可能性があるのは、連邦準備制度理事会(FRB)関係者による講演だろう。
先週、連邦準備制度理事会(FRB)は主要金利を2回連続で据え置き、2001年以来の高水準を維持した。連邦準備制度理事会(FRB)は、高インフレの抑制を期待して、フェデラルファンド金利をほぼゼロから引き上げた。
米連邦準備制度理事会(FRB)の月曜日に発表された報告書によると、銀行の融資担当者のかなりの数が、融資基準を引き締めたと報告している。多くの銀行が、景気に対する見通しの甘さや不透明さを理由に挙げている。貸し出しの鈍化は企業活動に重くのしかかるだろう。
週明けには、米国の家計のインフレ期待に関する速報が発表される。FRBは、期待が高すぎるとインフレを高止まりさせる悪循環の引き金になりかねないという前提で、この報告を注視している。
原油市場では、サウジアラビアとロシアが年末まで日量100万バレル以上の原油供給削減を維持することを改めて表明したことで、原油価格が上昇した。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所の電子取引で、ベンチマークとなる米国産原油1バレルは35セント安の80.47ドル。月曜日には31セント高の1バレル80.82ドルで取引された。
国際標準のブレント原油は、43セント高の1バレル84.75ドル。月曜日は29セント高の1バレル85.18ドルだった。
米ドルは150.08円から150.23円まで上昇。ユーロは1.0719ドルから1.0712ドルに下落した。
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APビジネスライターのStan Choeが寄稿。