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2024年 11月 23日 土曜日

本日の株式市場:アジア株はウォール街の記録更新後、ほぼ全面高

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バンコク — 香港、シドニー、シンガポール、インドなどの市場が休場となり、静かな休日取引となった金曜日、アジア株はほぼ全面高となった。

金曜日は聖金曜日のため、多くの金融市場が休場。インドでは、市場はホリの祝日のため休場となった。

東京の日経平均は0.4%高の40,316.56、ソウルのコスピは0.1%高の2,748.55。上海総合指数は0.5%高の3,025.56。

台湾のTaiexは0.4%上昇した。バンコクのSETは0.3%上昇。

木曜日、S&P500種指数は0.1%上昇し、前日につけた史上最高値を更新、5,254.35で取引を終えた。第1四半期は10.2%の上昇。

ダウ工業株30種平均は0.1%高の39,807.37となり、同様に史上最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は0.1%下落の16,379.46。

原油価格は急上昇した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所の電子取引で、米国の指標原油は1.82ドル高の1バレル83.17ドル。国際標準のブレント原油は1.59ドル高の87.00ドル。

米ドルは、151.38円から151.30円まで下落した。ユーロは、1.0790ドルから1.0775ドルへと小幅に下落した。

米国 株式市場 S&P500種株価指数は5ヶ月連続の上昇を記録した。インフレ抑制を目的とした高金利にもかかわらず、米国経済が極めて堅調に推移しているためだ。

インフレがピークからまだ冷え込んでいないことを願いつつ、連邦準備制度理事会(FRB)は今年後半に数回の利下げを行う可能性を示唆している。

人工知能技術をめぐるウォール街の継続的な熱狂に乗り、ほとんどの銘柄が四半期中に上昇した。AIラッシュの多くを支えているエヌビディアのチップは82.5%急騰した。

S&P500種株価指数の中で唯一株価が上昇したのはスーパーマイクロコンピュータだった。AIやその他のコンピューティングに使われるサーバーやストレージ・システムを販売する同社の株価は、255.3%という驚異的な急騰を見せた。

テスラやボーイングといった企業の四半期中のつまずきを補って余りある。テスラは29.3%下落し、昨年2倍以上になった不安定な動きを続けた。一方ボーイングは、安全性と製造品質への懸念が高まり26%下落した。

木曜日に発表されたレポートによると、昨年最後の3ヶ月間の米国経済の成長率は、以前の予測よりも強かった。また、先週は失業手当を申請した労働者が少なく、雇用市場が堅調であることを示す最新の結果となった。

ウォール街では、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に主要金利の引き下げを開始するとの観測が続いている。金利低下は経済への圧力を和らげ、同時に投資価格を押し上げる。しかし、インフレ率低下への進展は最近凸凹になってきており、今年のインフレ率は予想以上に高いという報告もある。

批評家たちは、金利が長期化すること以外にも、株式市場の上昇を頓挫させる脅威があると指摘する。その最たるものが、株価が企業収益を上回るスピードで上昇しているため、株価が割高に見えるというものだ。株価の上昇を正当化するためには、企業が確実な利益成長を実現する必要がある。

ウォール街では、家庭用品の小売業者であるRHは、直近四半期の利益と収益がアナリストの予想を下回ったにもかかわらず、17.3%上昇した。また、需要が増加傾向にあることを示し、アナリストの予想をわずかに上回る次期の収益見通しを示した。

アナリストによると、投資家は住宅市場の回復の兆しに飛びつく準備ができており、金利と住宅ローン金利は今年後半に低下すると予想されている。

ケムール社は、アナリストの予想を上回る最新四半期の決算を発表したにもかかわらず、9.1%下落した。今四半期の税引前利益とその他の項目の予想は、アナリストの予想を下回った。

また、トランプ・メディア&テクノロジー・グループも負け組だった。ドナルド・トランプ前大統領の「トゥルース・ソーシャル」を運営する同社は、過去2日間それぞれ14%以上急騰した後、6.4%下落した。同社の株価は、トランプ氏のファンやマニアックな話題で儲けようとする投資家たちによって、批評家たちが言うような赤字企業としては妥当な水準をはるかに超えて上昇した。

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APビジネスライターのStan Choeが寄稿。

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