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(ロイター] -BHPグループは、アングロ・アメリカン(JO:)に対する390億ドルの最初の提案がロンドン上場の鉱山会社によって拒否された後、改善された提案を行うことを検討していると、この問題に詳しい関係者がロイターに語った。
BHPはアングロ・アメリカンに対する修正入札を数週間以内に行うべく協議中である。検討は継続中で、新たな提案の規模や構成についてはまだ決定していない、と同筋は付け加えた。
BHPは「噂や憶測」と呼ばれるものについてはコメントしないと述べ、アングロ・アメリカンはロイターのコメント要請にすぐには応じなかった。
アングロ・アメリカンは、金曜日にBHPの390億ドルの買収提案を拒否した。
英国の買収ルールでは、BHPは5月22日までにアングロ・アメリカン社に対する正式なオファーを提示しなければならない。BHPは、1株あたり25.08ポンドのオファーをさらに増額し、クリーン・エネルギー・シフトの中心的な金属であるアングロ・アメリカンの世界最大の鉱山会社を設立する買収を成立させようとすると予想される。
アングロ・アメリカンの投資家の中には、この問題の微妙さを理由に名前を明かさないことを求めた者もいるが、ロイター通信によれば、同社の価値は1株30ポンド程度だという。
金曜日のアングロ株は26.43ポンドで引けた。
BHPの入札の焦点の多くは銅である。アングロとの提携は、世界の銅生産量の約10%を占めるグループを形成することになる。銅は、その導電性と耐腐食性により、電気自動車や送電網から建設まで、あらゆる分野で使用されている。
LSEGのデータによると、買収が成功した場合、2024年における世界最大の鉱山買収となり、このセクターにとって過去最大の買収のトップ10に入ることになる。