更新

2024年07月02日 07時18分

掲載

2024年07月02日 06時50分

モスクワ – ドナルド・トランプ氏のウクライナ戦争終結に関する構想について、ロシアはコメントできないと、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が1日述べた。

トランプ大統領は先週、ジョー・バイデン大統領との討論会で、11月の米大統領選で勝利すれば、1月の就任前に戦争を終結させると述べた。

「これはトランプにとって初めての発言ではない。その本質がわからない限り、コメントすることはできない」とペスコフは記者団に語った。

クレムリンは、将来起こりうるトランプ政権が提案するウクライナの和平案は、自国軍がウクライナのほぼ5分の1を支配している現地の現実を反映したものでなければならないが、プーチン大統領は話し合いに前向きだと述べている。ウクライナは、ロシアの戦争終結条件は降伏要求に等しいとしている。

トランプ大統領は、3年目に突入した戦争をどのように終結させるかについては述べていない。先週の討論会では、プーチンに尊敬される「本物の大統領」が米国にいれば、ロシアは2022年2月にウクライナに侵攻しなかっただろうと述べた。

バイデンは、トランプは「一体何を言っているのかわからない」と述べた。ロイター