日経平均
笹井継夫 ニューヨーク=杉山歩
10日の東京株式市場で日経平均株価は前日より2894円97銭(9.13%)高い3万4609円で取引を終え、史上2番目の上げ幅となった。トランプ米大統領が「相互関税」の一部を90日間停止すると表明したことを受け、景気減速に対する懸念が後退。前日の米国株式市場で主要指数が記録的に上昇した流れを引き継いだ。
東京外国為替市場では円安ドル高が進み、一時、前日夕より2円ほど円安の1ドル=147円台をつけた。
トランプ氏は9日、SNSへの投稿で、75カ国以上が関税や貿易障壁に関する解決策の交渉を試み、「報復措置をとらなかった」として、税率の一部について「90日間の一時停止と、期間中の10%への引き下げを承認した」と表明した。
トランプ氏のSNS投稿を受け、9日の米ニューヨーク株式市場では、主要企業でつくるダウ工業株平均が5営業日ぶりに反発し、史上最大の上げ幅を記録。前日終値より2962.86ドル(7.87%)高い4万0608.45ドルで取引を終えた。
米大企業を幅広く網羅するS…
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