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江口英佑 ニューヨーク=杉山歩

 24日の東京株式市場日経平均株価は続伸し、前日終値より170円52銭高い3万5039円15銭で取引を終えた。終値で3万5000円台を回復するのは今月2日以来。前日の米国株式市場で、米中の貿易摩擦が和らぐとの見方から株価が上昇。この流れを引き継いだ。外国為替市場で円安が進んだことも支えになった。

 23日の米ニューヨーク市場で、ダウ工業株平均は前日より419.59ドル(1.07%)高い3万9606.57ドルで取引を終えた。一時は1100ドル超上昇した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは23日、関係者の話として、トランプ政権が中国に課している関税を、「場合によっては半分以上減らす」ことを検討していると報道。トランプ政権は、中国に対し累計で145%の関税を課していて、経済の先行きの不透明感の要因となっている。米中対立が緩和されるとの見方が広がった。

 この流れを受け、24日の日…

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この記事を書いた人

日経平均
江口英佑
経済部|金融担当
専門・関心分野
金融、自動車、鉄鋼、製薬