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笹井継夫

 25日の東京株式市場日経平均株価は3日ぶりに反落し、370円11銭(0.88%)安い4万1456円23銭で取引を終えた。トランプ米政権と各国の関税交渉の進展を好感して直近2日間で2千円超上昇していたが、過熱感に対する警戒などから売りが広がった。

 前日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は3日ぶりに反落。一方、米大企業を幅広く網羅するS&P500指数、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は最高値を更新した。

 日経平均は24日に一時4万2065円をつけ、昨年7月11日の史上最高値(4万2224円)に迫った。25日は取引開始から過熱感が意識され、利益確定の売りも入った。上昇幅が大きかった素材や金融などの銘柄が売られた。東京外国為替市場で、対ドル円相場は1ドル=147円前後で推移。前日より円安ドル高に振れているものの、自動車などの輸出銘柄も売りが優勢となった。

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