ウクライナ戦争
オタワ-カナダはアルタ州カナナスキスでG7サミットを開催する。
マーク・カーニー首相は2日間にわたって世界の指導者たちと会談する予定で、貿易、ウクライナ戦争、中東紛争などが議題となりそうだ。
サミット初日のハイライトは以下の通り。
米加貿易協定へのカウントダウンが始まる
マーク・カーニー首相官邸によると、ドナルド・トランプ米大統領は7月中旬までにカナダと米国の新たな経済・安全保障関係について合意したという。
カナダの正式な会談要旨によると、両首脳は30日以内に合意に向けた交渉を進めることで合意したという。
その日の初めに、トランプ大統領は自らを「関税主義者」と呼び、G7サミットでの主な焦点は貿易だと語った。
カナダとアメリカの国旗をあしらったピンバッジをつけた大統領はまた、カナダとの協定は達成可能だと思うと述べた。トランプ大統領はカーニー大統領と並んでメディアを前に、カナダとアメリカは潜在的な取引について「異なる概念」を持っていると述べた。
イスラエルとイランの対立がG7協議に影を落とす中、トランプ大統領は早々に退席
イスラエルとイランの間で暴力がエスカレートする中、サミットが開催されている。この危機的状況を受けて、トランプ大統領はサミットを早々に切り上げることを決め、首脳の夕食会の後、月曜日の夜にワシントンに戻ることを発表した。
カーニーの事務所は、イスラエルとイランに関する声明の可能性について、月曜日に首脳会談で協議が行われたことを確認したが、協議の内容については言及しなかった。アメリカのメディアは、トランプ大統領がそのような声明に署名することに背中を押したと報じている。
月曜のソーシャルメディアへの投稿で、トランプはイランの首都テヘランからの即時避難を呼びかけた。
ドイツ政府のシュテファン・コルネリウス報道官は、サミット会場でメディアに対し、「中東に関するG7声明を出すかどうかは、アメリカ側の判断によるだろう」と述べた。
カルガリーで反モディのデモ隊が会合
100人以上のシーク教徒がカルガリーに集まり、G7首脳会議への訪問を控えたインドのナレンドラ・モディ首相を非難した。
デモ参加者のKuljeet Singh氏は、カナナスキスで開催されるサミットにライブストリーミングされるこの抗議行動が、首脳たちの注目を集めることを期待していると語った。
マーク・カーニー首相は、広範な批判や、治安当局が2年前のカナダ人男性殺害事件とモディ政権を関連付けている事実にもかかわらず、モディ氏をサミットに招待する決定を擁護した。
2023年と2024年、ジャスティン・トルドー前首相とRCMPは、2023年6月にBC州サリーで起きたカナダのシーク分離主義活動家ハーディープ・シン・ニジャールの殺害とインド政府のエージェントを結びつける証拠があると述べた。
昨年10月、RCMPのマイク・デュエーム長官は、インド政府関係者を恐喝、強要、殺人を含むカナダでの他の犯罪と結びつける証拠が警察にあると述べた。
モディは月曜日の夕方にアルバータに到着する予定だった。
G7サミット、数千人の代表団とジャーナリストがカナナスキスに集結
約70人の公式ゲストと2000人の代表団がG7首脳会議に参加する。
グローバル・アフェアーズ・カナダの広報担当者であるカミー・ラマーシュ氏は、カナダ政府は世界各国からのゲストや代表団を受け入れることを「喜んでいる」と語る。
首相官邸の報道官によると、G7サミットには世界中から1,000人以上の報道陣が参加した。
ラマルシュ氏によると、500人以上のジャーナリストがバンフのインターナショナル・メディア・センターで働いている。
サミットが開催されるカナナスキスは、2021年の国勢調査では人口156人だった。
カナダはアメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、EUの首脳を招いている。カーニーはまた、モディを含む非加盟国の首脳をサミットに招待した。
米英が貿易協定を締結
トランプ大統領と英国のスターマー首相は月曜日、両国の商品の関税を削減する貿易協定に署名すると発表した。
両者は今年初めに協定に暫定合意していたが、月曜日にはG7の傍らアルバータで協定を固めたと述べた。
この協定には鉄鋼への関税は含まれていないが、暫定合意で予定されていたように鉄鋼関税がゼロになるかどうかについてはまだ協議が続いている。
スターマー氏は月曜日、貿易協定は「実施に向けた最終段階にあり、まもなく完了するだろう」と述べた。
トランプ大統領は、この協定は「多くの雇用と収入を生むだろう」と述べた。
– ファイル:Kyle Duggan、Bill Graveland(カルガリー)、The Associated Press
この報道は2025年6月16日にカナダ・プレスによって発表された。
キャサリン・モリソン(カナディアン・プレス