ウクライナ戦争
ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアによるウクライナへの砲撃が続き、和平への進展が見られないことへの不満が高まる中、ロシアのプーチン大統領に与えた停戦期限を10~12日に短縮すると述べた。
7月28日、スコットランドのターンベリーで記者会見したトランプ大統領は、プーチン大統領に「非常に失望している」と述べ、モスクワがキエフと和平合意に達しない場合、今月初めに両者に与えた当初の50日間の期限の終了を「待つ必要はない」と語った。
「今日から10日か12日くらいを新たな期限にするつもりだ」と、トランプはキーア・スターマー英首相と会談した際に記者団に語った。
「長い間相手をしていると、相手が何をしようとしているのか、あるいは何をしようとしていないのかがわかるものだ。「私は彼に [Putin] チャンスを与えた。彼はそれを受け取らない。
7月14日に当初の50日間の期限を発表した際、トランプ大統領はロシアに「非常に厳しい関税」を課すと脅し、ロシアのエネルギー輸出を購入する国々を標的にする可能性も示唆した。新たな短い期限を発表したトランプは、”もしかしたらまだロシアと取引をするかもしれないが、それは非常に遅いプロセスだ “と述べた。
先週金曜日、マルコ・ルビオ国務長官は、トランプ大統領はモスクワに対して「忍耐を失い」、「待ち続ける意欲を失いつつある」と述べ、深刻な結果を招く可能性を示唆した。
ウクライナはトランプの発言を歓迎した。ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマク室長はテレグラムにこう書いた:
「我々は、ドナルド・トランプ大統領の確固たる立場と明確なシグナル(力による平和)に感謝する。
「トランプ大統領は、戦争終結のためにプーチンに与えた期限を短縮すると述べた。プーチンは強さしか理解しておらず、そのメッセージは今、はっきりと大きな声で伝えられた。これはヴォロディミル・ツェレンスキー大統領も完全に共有している原則である。”
ロシアはまだ、トランプ大統領の最新の声明について公式にコメントしていない。
ウクライナとロシアの代表団は7月23日、5月16日に始まった一連の交渉の第3ラウンドとなる和平交渉に臨んだが、ほとんど進展はなかった。