北京 — アジア 株式市場火曜日、ウォール街は直近の上昇の後、下落に転じた。
上海と香港は上昇。東京とソウルは下落。原油価格は上昇。
ウォール街のベンチマークであるS&P500指数は、他のほとんどの銘柄が上昇する中、ハイテク株が急騰後に下落したため、月曜日は0.4%の下落となった。S&P500指数は、2週間前につけた今年の高値から下げたものの、10月中旬から20%以上上昇している。
IGのイェップ・ジュンロン氏はリポートで「以前の買われ過ぎのテクニカルコンディションと極端な強気心理からの緩やかな上昇が続いている」と述べた。
上海総合指数は0.5%高の3,166.41、東京の日経平均は0.8%安の32,453.74。香港のハンセンは1.3%上昇の19,052.70。
ソウルのコスピは0.2%下落の2,575.68、シドニーのS&P-ASX200は0.6%上昇の7,118.20。
ニュージーランドとバンコクは下落し、シンガポールとジャカルタは上昇した。
米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州・アジアの中央銀行がインフレ抑制のために金利を引き上げた後に予想される景気後退が、これまでの予想よりも遅く、短く、浅いものになるかもしれないという期待から、株価は今年急騰した。
S&P500種指数は2週間前に年初来高値を更新し、その後下げ渋った。先週は、過去6週間で初のマイナス週となった。
月曜日、米国市場のベンチマークは4,328.82まで下落した。ダウ工業株30種平均は0.1%弱の33,714.71まで下落した。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は、1.2%下落の13,335.78。
テスラ・インクは、今年約2倍になった後、6.1%下落した。
パックウェスト・バンコープは、ウォール街がシステムの次の弱点となる可能性のあるリンクを探して懲罰を与えている銀行の一つだが、現金調達のためにローンのポートフォリオを売却した後、4%上昇した。
電気自動車会社のルーシッド・グループは、アストンマーティンにパワートレインとバッテリーシステムを提供する契約を発表し、1.5%上昇した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が推奨するインフレ指標が5月にどのような動きを見せたかは、金曜日に発表される報告書で明らかになるが、消費者物価と卸売物価のデータはすでに今月初めに発表されている。
CMEグループのデータによると、トレーダーは、来月発表される6月のインフレデータが、7月25-26日に開催される次回会合で、FRBが4分の1ポイントの利上げに踏み切ることに賭けている。
FRBは今月の会合で、インフレを冷やすために基準貸出金利を16年ぶりの高水準に引き上げた後、利上げを見送った。ウォール街の多くは、来月の利上げがこのサイクルの最終回になると予想している。
一方でFRBは、インフレ率が昨夏のピークから低下したとはいえ依然として頑強に高いため、あと2回利上げする可能性を示唆している。
エネルギー市場では、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の電子取引で、ベンチマークとなる米国産原油が32セント高の1バレル=69.69ドルに上昇した。月曜日は21セント高の69.37ドル。国際的な原油取引価格の基準となるブレント原油は、ロンドン市場で前日比31セント高の1バレル=74.66ドル。前場は33セント高の74.18ドルだった。
ドル円は月曜日の143.45円から143.40円まで下落した。ユーロは1.0915ドルから1.0923ドルへ上昇した。