アメリカ
© Reuters.ファイル写真:2021年7月26日撮影のイラストで、表示されたアップルのロゴの前にあるスマートフォンに見えるマイクロソフトのロゴ。REUTERS/Dado Ruvic/イラスト/ファイル・フォト
(ロイター] – マイクロソフト(NASDAQ: )は、投資家の支持を集めているジェネレーティブ人工知能(AI)分野に深く注力していることが追い風となり、アップル(NASDAQ: )を抜いて時価総額で世界最大の企業となった。
エヌビディア(NASDAQ:)やアマゾン(NASDAQ:)と共にAIに大きな重点を置いたこの巨大ハイテク企業は、この1年で大幅な市場急騰を経験した。特に、マイクロソフトの市場価値は1兆ドル以上上昇した。
アナリストたちは、このシフトと、テクノロジーやインターネット企業が消費者企業や金融企業に代わって市場最上位の最前線に君臨し始めた2000年代初頭との類似点を描いている。
LSEGのデータによると、マイクロソフトの時価総額は過去最高の2兆8870億ドルで、アップルの時価総額は12月14日の3兆0810億ドルをピークに、金曜日の終値時点で2兆8750億ドルだった。
マイクロソフトはOpenAIの技術を同社の生産性ソフトウェア製品群に組み込んでおり、この動きは7-9月期の同社のクラウドコンピューティング事業の回復を後押しした。この動きは、7-9月期の同社のクラウドコンピューティング事業回復のきっかけとなった。AIのリードはまた、ウェブ検索におけるグーグルの支配に挑戦する機会を生み出した。
一方アップルは、主力製品であるiPhoneを含め、需要の減退という課題に直面している。
同社は、COVID-19パンデミックからの景気回復が鈍く、復活したファーウェイとの競争が激化し、市場シェアに影響を及ぼしている主要市場である中国で特に苦戦している。
Nvidia、Meta Platforms (NASDAQ:)、Alphabet (NASDAQ:)など、AIに特化した他のハイテクプレーヤーも、この1年で時価総額が大きく跳ね上がった。