11日の東京株式市場日経平均株価が一時、前日比600円超値上がりし、取引時間中として33年11カ月ぶりに3万5千円台を回復した。バブル期の1990年2月以来の高値となる。

 米国の早期利下げ観測から、前日のニューヨーク株式市場で主要株式指数がそろって上昇。とくに金利の影響を受けやすいハイテク企業株が買われ、米半導体大手エヌビディアは3日連続で上場来高値を更新した。

 東京市場もこの流れを引き継ぎ、取引開始直後から上昇。3日連続で高値を更新した。東京エレクトロンアドバンテストなど半導体関連株の上昇が目立っている。

 日経平均は9日、バブル期だった90年3月以来、約33年10カ月ぶりに高値を更新した。10日もさらに上昇し、10日までの2日間で1千円超値上がりしていた。(東谷晃平)

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