テクノロジー

大阪で最も有名な看板の近くに位置する商業施設
大阪は今月初め、万博の閉幕で過去数十年で最大の観光イベントを終えたが、シンガポールに関連する資産運用会社が、大阪で最も有名な商店街沿いの商業ビルを購入し、大阪の観光ブームが続くことに賭けている。
東京トラスト・キャピタルは木曜日、大阪の心斎橋筋商店街にある心斎橋プロスパービルを買収したと発表した。市場関係者によると、シンガポールのTEキャピタル・パートナーズが過半数を所有する日本の投資マネージャーは、5階建てのブロックに約1億5000万ドルを支払ったとのこと。
東京トラストはLinkedInの声明で、「この物件は心斎橋筋商店街の一等地に位置し、大阪を訪れる観光客のインスタグラムの主役となっている、走る男のグリコの看板から徒歩数分の距離にあります」と述べている。
東京トラストは、日本国内の投資家に代わり、公文書によると延べ床面積3,160平方メートル(34,000平方フィート)のこのビルを取得した。
空室なし
ミンティアンディの計算によると、約1億5000万ドルとされる補償金で、東京トラストは中央区の物件に1平方メートルあたり約4万7458ドルを支払っている。

東京トラストのクリストファー・ハンテ最高経営責任者(画像:東京トラスト)
市場関係者によれば、同物件の1階はツルハドラッグ、残り4階はダイソーの100円ショップが入居しているという。同社によれば、今後、東京トラストが本物件を管理し、事業計画を実行するとのことである。
取引の仲介に携わったCBREによれば、この価格設定は、心斎橋エリアの優良店舗が過去2四半期で満室となり、日本で最もホットな小売立地の価値を反映しているという。
万博は今月初めに終了したが、アナリストは、日本の観光ブームが続く中、大阪は引き続き多くの観光客を惹きつけると予想している。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのテーマパークの本拠地であることに加え、大阪には日本初のカジノも建設される予定で、2023年のオープン後には年間2000万人が訪れると予想されている。
CBREによると、大阪と京都を含む関西圏の第3四半期の平均店舗賃料は、前3ヶ月間比3.1%上昇し、平均26.6万円/坪となった。
加速する大阪
東京トラストの買収が発表されたのは、スウェーデンのプライベート・エクイティ大手、EQTが ホリデイ・イン・エクスプレス・ホテル この取引では、東京上場のオリックス・リートは、EQTが運用するファンドが2021年に同物件を取得するために支払った価格より60%近いプレミアムを支払うことに合意し、同ファンドはホスピタリティ資産の改修にも投資した。
8月、ゴー・キャピタル・パートナーズ 大阪のオフィスビルを売却すると発表した。 みずほ不動産が運用するサステナブル不動産ファンドに売却する。
今月初め、タクラル社は次のように発表した。 大阪のオフィスビルを売却したと発表した。 シンガポールを拠点とする同社が2014年に購入したオフィスビルを53億円で売却し、年率18%の内部収益率を獲得した。
クロスボーダーのスペシャリスト
東京トラストは大阪の買収について、同社が日本国内で魅力的な案件を発掘する能力と、日本国内の投資家から資金を調達する能力の両方を示していると評価した。

ドラッグストアとダイソーが入る心斎橋プロスパービル
同社は、魅力的な立地にある質の高い物件に対する日本の顧客からの関心が引き続き高いとしており、市場筋によると、日本の投資家に代わって欧州のオフィス資産を取得する取引も間近に迫っている可能性があるという。
ちょうど1年前、東京トラストはTEキャピタル・パートナーズと提携した。 東京駅近くのオフィスプロジェクトを取得 を非公開の金額で取得した。東京トラストはTEキャピタルが過半数を所有しているが、日本の森トラストの会長である森章氏も投資家として名を連ねている。
同社を率いるのは、ブラックロックとGEリアルエステートの元幹部クリストファー・ハンテ氏で、35人以上の講演者の一人として登壇する。 ミンティアンディ東京フォーラム 来月
2016年に設立された東京トラストは、同社の資料によると、アウトバウンドとインバウンドの両方で、日本のクロスボーダー不動産投資のための主要な資産運用会社になるという目標を設定している。


