中国の中央銀行は火曜日、2つの主要政策金利を引き下げ、今月末に基準貸出金利が低下することを示唆した。
中国人民銀行は、1年物中期貸出枠を通じて4,010億元(552億4,000万ドル)の流動性を、従来の2.65%から2.50%の金利で注入した。また、7日物リバース・レポ取引を通じて2,040億人民元の資金を、前回の1.90%から1.80%の金利で供給した。
人民銀 行は6月に両金利を10ベーシスポイント引き下げており、その後、基準貸出金利を引き下げた。
火曜日の動きは、北京が経済失速に取り組んでおり、成長を活性化させるための大規模な政策支援を求める声が上がっている中でのものだ。
エコノミストは、利下げは米国との利回り格差を拡大し、人民元をさらに圧迫すると警告している。
中国中央銀行の高官は先に、中国の銀行システムの流動性を潤沢に保つために、準備預金比率の引き下げ、公開市場操作、中期貸出制度などの金融政策手段を柔軟に使用すると述べた。
シンガポール編集部宛 singaporeeditors@dowjones.com
訂正と修正
この記事は2023年8月15日に訂正され、中国人民銀行が7日物リバース・レポ取引を通じて2,040億人民元の資金を従来の1.90%から1.80%の金利で供給したことが明らかになった。原文では1.80%から1.90%に引き下げられたと誤って記載されていた。